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北京で国連人口基金と全国老齢委員会弁公室が共催して、高齢化問題に関するシンポジウムで,中国人民大学老年学研究所の杜鵬所長が「中国で最も高齢化が進んでいるのは、戸籍人口では上海だが、居住人口でみると重慶だ」との調査結果を発表した。
同調査によると、重慶はすでに2010年段階で、60歳以上の人口(居住ベース)が17%に達している。このほか四川とか安徽といった内陸部の高齢化が進んでいて、従来最も高齢化率が高いとされてきた上海は第5位にとどまる。
「2010年段階で、高齢者のうち主な生活資金を老齢年金に頼っているのはわずか24.1%のみ。しかも都市部では66.3%が老齢年金を受給しているが、農村部はわずか4.6%でしかない。都市と農村の二元構造がくっきり浮かび上がってきた」というのである。農村部の高齢者の41.2%は老体にむち打って、いまなお農作業など「労働収入」に頼っている。
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中国の高齢化社会到来が近づいており,60歳以上の高齢者人口は来年には2億人を突破するという。高齢化問題が深刻なのは、上海、北京といった沿海部ではなく、重慶、四川など内陸農村部である。内陸農村部は所得格差だけでなく、人口高齢化の面でも沿海都市部との「格差」問題を抱える。
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