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ルノー,株主総会で日産の改革案阻止へ 投票棄権の意向英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると,日産自動車(Nissan Motor)が株主総会で提案する予定のガバナンス(企業統治)体制改革案について,筆頭株主の仏自動車ルノー(Renault)が成立を阻止すると日産側に警告していた。FTによるとルノーのジャンドミニク・スナール(Jean-Dominique Senard)会長が,日産の西川広人(Hiroto Saikawa)最高経営責任者(CEO)宛ての非公開書簡で,日産のガバナンス体制の刷新計画案について株主総会で投票を棄権する意向を伝えたという。 この議案の成立には出席株主の3分の2以上の賛成票が必要なことから,筆頭株主のルノーが棄権すれば不成立となる。これに対して日産は,「企業統治強化の動きに完全に逆行するもので、誠に遺憾だ」。との声明を10日に発表し,ルノーの対応に強い不快感を示した。 ルノーのこの対応で,前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告のスキャンダルをめぐりぎくしゃくしている日産との関係が,さらに緊張を増すのは必至とみられる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 突如として浮上したFCAとルノーの統合話は,日産からすれば「寝耳に水」だったことであろう。それだけに,日産側がルノーやフランス政府に対する不信感を強めるのは避けられそうにない。 ▼ ルノーと日産は,生産と部品調達の統合や経営合理化を業界で前例のないレベルまで進めて躍進。2016年には三菱自動車(Mitsubishi Motors)を加えた3社連合となり,昨年の3社合計の販売実績は1060万台超と世界一を達成した。昨年の売上高では,日産の12兆円に対してルノーは590億ユーロ(約7兆5900億円)にとどまる。 なお,ルノーは日産株の43%を保有する。対して,日産はルノー株の15%を保有する。 4000-0611 PR |
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