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サムスングループは、エレクトロニクスメーカーのサムスン電子、電子部品を製造するサムスン電機、2次電池を製造するサムスンSDIの他、造船や建設、石油化学に加え、生命保険会社のサムスン生命や証券など金融業も併せ持つ、韓国最大の財閥企業である。グループ売上高は約30兆円で、これは韓国のGDPの2割を超える規模。
特にスマートフォン「ギャラクシー」などで知られるサムスン電子は、売上高20兆円を誇るグループの中核企業。スマホのシェアではアップルを抜いて世界トップに立っている。スマホ以外にも、薄型テレビや半導体などで、ナンバーワンの地位にある。その手法は、徹底した“二番手商法”というべきものである。日本企業が得意としていた半導体や液晶パネル、テレビなど家電製品を分解・解析し、要素技術を明らかにする「リバース・エンジニアリング」や、合弁会社の設立や技術者の引き抜きなどの“技術移転”によって、さまざまなかたちでライバルを丸裸にし、次々に世界1位の座を奪ってきた。 しかし、その隆盛の裏側で、難問に直面している。 一つは外部環境の変化。サムスン電子の売上高の7割を占めるスマホである。すでに市場は飽和に向かっており、この先の成長は大きくは望めない。これまで徹底した二番手商法で急成長を遂げてきたサムスンが、逆に追われる立場になったことから,二番手戦略は大きな転機にある。 そしてもう一つ、この巨大グループを支配する創業家の世襲問題があえう。創業家2代目の李健熙会長は、長男の在鎔氏への世襲を考えているようであるが,資産総額約30兆円という巨大なグループを息子に託すには、「1兆~2兆円」とも言われる莫大な・相続税・が必要となる。その額はそれに伴ってグループの分離・分割という事態も起こりうる状況である。 665 PR |
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