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中国共産党の中央常務委員の王岐山氏(66)は党中央規律検査委員会トップで,党幹部の不正蓄財一掃をスローガンにする習近平主席の片腕である。その王岐山氏に対し,米当局は周辺の党幹部からの依頼を受けて,交流のあるモルガンなど米金融大手に「口利き」して利権を仲介したとの嫌疑をかけている。
その内容は,今年2月初旬に表面化した米金融大手,JPモルガン・チェースに対する米海外腐敗行為防止法(FCPA)違反容疑である。同法は,米企業による海外での贈賄を禁じている。米司法省と証券取引委員会(SEC)は,捜査の過程で,モルガン幹部と党幹部の間でやりとりされたEメールなどの通信記録を検証したところ,高虎城・商務相が商務次官を務めていた08年,JPモルガン・チェースに在籍していた息子・高●(=王へんに玉)氏の雇用継続を条件に,同社のために「一肌も二肌も脱ぐ」と申し出ていたことが発覚した。 ウォールストリート・ジャーナル紙など米メディアによれば,米当局は高商務相ばかりでなく,中国側の調査対象として35人をリスト・アップ,その筆頭格に王岐山氏を挙げている。王氏の配下で党幹部不正取り締まりを担当した公安部長,中国銀行副行長,中信集団など国有企業大手のトップも含まれる。 米当局は,対外情宣活動を行うボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語版「美国之音」の5月29日付インターネット番組に北京に批判的な在米中国人専門家4人を登場させ,習主席や王氏の不正蓄財取り締まりのいい加減さを余すところなく語らせた。 「美国之音」については北京当局が報道管制し,本土での受信を遮断しているが,海外の中国人社会にはその内容が知れ渡っている。 (出典 夕刊フジ / 2015年6月6日 17時12分) 1797 PR |
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