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新型コロナウイルスの感染拡大で崩れる菅首相の再選シナリオ-現実味帯びる「菅降ろし」- 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が9月12日まで延長されたことを受け,菅義偉首相が想定した9月上旬の衆院解散,その後の自民党総裁選での無投票再選というシナリオは事実上,崩壊した。 NHKが8月10日に報じた最新の内閣支持率によると,菅内閣を「支持する」と回答したのは29%にとどまり,「支持しない」は52%と,内閣支持率は「危険水域」にある。新型コロナの感染状況がこのままの状態で「コロナの収束」の気配が出なければ,「菅降ろし」が現実味を帯びてくる。 首相は当初,9月5日のパラリンピック閉幕直後に臨時国会を召集し,冒頭で解散。総選挙に勝利した上で,先送りした自民党総裁選を無投票で乗り切るという再選シナリオを描いていという。そのシナリオも,緊急宣言を9月12日まで延長したことで「事実上崩壊した」。 ■ 自民党内には首相の「無投票再選」を避け,複数候補による本格的な論戦を実施して党への注目を集めた上で,衆院選に突入した方が戦いやすいとの声が高まっている。 総裁選への出馬に意欲を示した高市早苗前総務相は,周囲に「確実に出ることができるか分からないが覚悟は決めた」と漏らし,党内最大派閥・細田派の一部が支援する動きがみられる。 複数人が総裁選に立候補した場合,無派閥で党内基盤が弱い首相がよりどころとするのは,細田派への影響力を持つ安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相の二人である。菅首相が動向を気に掛けるこの2人は今のところ,「菅支持」で一致している。 ▼ 今月22日には横浜市長選が控える。「お膝元」で菅首相が支援する小此木八郎前国家公安委員長が敗北という事態となれば,「地元でも勝てないとなれば,首相のメンツは丸つぶれ」で,求心力を一気に失い,新たな「選挙の顔」を求め,党内は浮足立つであろう。 PR |
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