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■■■ソフトバンクの孫正義社長
「2006年にボーダフォン日本法人を買収して携帯電話事業に参入した当時から将来の世界戦略を考えていた。最大2兆円あった借金を減らし、ようやく次の手を打てる段階に来た。日本での成功モデルを海外で生かしたい」 ――なぜ世界で規模を追求する必要があるのですか。 「日本は50年に人口が9千万人程度まで減少するが、米国はまだまだ増えると予測されている。米国進出後は日米を『我が国』と定義し市場を増やしていく。内需が縮小する日本に引きこもることこそがリスクだ。ソフトバンクは海外事業を成功に導き、日本企業のロールモデルになりたい」 「我々は国内の通信会社だけと戦っているわけではない。アップル、グーグル、フェイスブックなどすべてのIT(情報技術)企業がライバルだ。特定の国や業種に偏っていては世界的な競争に敗れ、買収されるリスクも高まる。モバイルの分野で断トツの世界一になれば、アップルやグーグルも一目置くだろう」 ――競争力を取り戻すために経営者は何をすべきでしょう。 「経営者の最も重要な仕事はドメイン(事業領域)を常に再定義することだ。日本企業は『本業』という言葉が好きだが、市場が縮小するのに既存事業にしがみつく理由は何か。企業理念を軸に次の戦略を描くのが経営者の役割だ」 「経営者や幹部に対する報奨制度も重要だ。米国ではストックオプション(株式購入権)による高額報酬がシリコンバレーのベンチャー企業群を生み、経済の活性化につながった。滅私奉公の日本企業の風土の中から本当の競争は生まれない」 出典--日経新聞 2012/12/29 PR |
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