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トヨタが27兆円の金融資産を持つ理由
トヨタ自動車は,今年度(2015年3月期)決算は2兆1300億円(前年度比16%増)という巨額の純利益を見込む。日本企業が稼ぐ利益額としては最も大きく、名実ともに日本一の企業である。 トヨタには自動車メーカーとは、「別の顔」がある。トヨタの資産に占める金融資産の割合はか大きく,総資産の約3分の2にも及ぶ。トヨタは自動車会社でありながら巨額の金融資産を持つ金融会社でもある。 前年度(2014年3月期)末で見ると、トヨタの金融資産は約27兆7900億円である。会計上の区分で見ると、受取手形・売掛金、金融債権(短期・長期)、有価証券、関連会社に対する投資などが対象となる。 そのうち、金融資産の約半分となる13兆7300億円程度が消費者への割賦金融(自動車ローン)、リースやディーラー(自動車販売会社)への貸付金といった金融債権である。 注目されるのは,トヨタは他の代表的な自動車メーカーと比べて,総資産に占める金融資産の割合が高い点である。ホンダが57%、日産は46%である。 この点に関して,同社は,「トヨタは、顧客に対して資金を提供する能力は、顧客に対しての重要な付加価値サービスであると考え、金融子会社のネットワークを各国へ展開しています」(トヨタ有価証券報告書2014年3月期P24)-とする。 1650 PR |
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