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炭素繊維不正輸出 -狙われる日本の高度技術-「高い技術を持つ日本製は狙われている。不正輸出の摘発は氷山の一角とみるべきだ」。警察幹部は日本の技術流出が安全保障を脅かしかねないと指摘する。軍事転用が可能な炭素繊維を不正輸出していたとして、「ポリケミカルズリミテッド」会長のK容疑者(75)=兵庫県西宮市=ら,3容疑者が26日,外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕された。軍事転用が可能な製品は輸出貿易管理令で厳しく制限されているが、高度な技術を持つ日本製品の需要は高く、日本の技術は常に狙われている。「日本が核開発などのループホール(抜け穴)として利用されているという危機意識が企業側にも求められる」。警察幹部は技術流出に警鐘を鳴らす。 容疑者らは「(炭素繊維が)韓国に行くと承知していたが、中国へ行くことは知らなかった」と供述。だが、経済産業相の許可を得ずに輸出された製品は追跡調査が困難で、輸出先の国からさらに中東や北朝鮮といった国へ流出する危険性がある。 公安関係者によると、国内で開催される見本市や展示会で、外国の機関などが身分を偽って潜入し、こうした工作機械などの高度技術製品を物色することもあるとされる。 輸出許可申請は年間約1万件に上るが、現行制度では輸出規制の対象になるかどうかの判断は事実上、企業側に委ねられている側面がある。だが不正輸出のリスクを冒しても利益を追求しようとする企業を見抜くことは困難だ。不正輸出が相次ぐ背景には、こうした「性善説」に立った制度に限界があるとの声も聞かれる。 出典:サンケイ新聞 1781 PR |
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